こんにちは、今年に入って人生で初めての転職をしたOLです。意気揚々と新生活をスタートさせたのも束の間、入社早々に職場で放置プレーに遭いました。
(参考記事)
転職日記① 入社一か月目は放置プレーに耐える日々。転職は魔法ではない。それから早くも数か月、現状は結論から言うと色々経て「だんだん慣れてはきたがまだ100%心地よくはない」くらいの感じ。
この数か月間は、もっぱら職場でのコミュニケーション強化に取り組んできた。今回ははその振り返りをしてみたい。
そもそも放置プレーが生まれ長引いていた原因は、受け入れ側の采配がうまく回っておらず、なおかつそのことが問題として捉えられていなかったこと。驚いたことに、上司(課長)が筆者への引継ぎをすべて課員に任せきりにしており、正確な業務分担や引継ぎスケジュールを把握していなかった。引継ぎの担当となった課員もみんながみんな面倒見よく明瞭な引継ぎをしてくれるわけでもなく、正直シンドイ状況。
転職において、新しい職場での受け入れ態勢や雰囲気、相性はガチャであるというのはとても勉強になったが、そうはいっても人のせいにしたところで自分の心が幾ばくか軽くなるだけ。職場は自分抜きで充分に回っており、むしろ自分だけが異物として残り続ける状況下で数か月を過ごし、世の中の厳しさを知った。
新しい職場では、とにかくコミュニケーションハードルの高さが障壁だった。上司や先輩は、礼節をもって接してくれるが逆に面倒見の良いタイプとは言えず、いつも何だか忙しそうで話しかけるハードルも高かった。そもそも職場全体の空気感として優等生っぽい人が多く雑多な話やアホな質問がしづらい雰囲気があり、(実際そんなことないのかもしれないが)話しかけるときには常に論点を絞って必要十分な語数と語彙で話をしなければいけない、という呪縛にいつしかとらわれるようになっていた。
とはいえこの状況がずっと続くのは耐えられず、できることから初めて見ようということで、まずは面談の際に上司に暇であること、まだまだやれるということを伝え、雑事でも何でもいいから業務を振ってもらうようお願いした。その際に、上司からは(どこまでホントかわからないが)課員からの筆者への評判は良く、充分にできているのでそんなに焦らなくてよいとのフィードバックをもらえた。問題は何も解決していないが、一向に職場に馴染めない中で周りから邪魔だとか使えないとか思われていないかと無意識に疑心暗鬼になり不安になっていた部分は大いにあったので、いったん「この職場で現時点で要求されるレベルはこのくらいなんだな」とある意味割り切ることができたのは良かった。
また、引継ぎ担当に対しては、要望をストレートに伝えると相手のやり方を否定してしまう形になりかねないのがどうしても気まずかったので、コミュニケーションの頻度を増やすことを心がけて実践した。あまり固定観念を持ちたくはないが、おそらくこの人の仕事の進め方やコミュニケーションの取り方は私には合わない。ここも「諦めが肝心」である。
でも、ただこの少しの諦めは結構プラスな効果をもたらしてくれたように感じ始めている。”経験者採用”としてのプライドを捨てきれず、何事もスマートにこなそうとしすぎていた自分に気が付いた。でも結局、わからないものはわからないのだ。そっちの説明が私の理解を補うには全然足りていない、と開き直ってみた。それを認めてしまってからは、「アホな質問」がとてもしやすくなった。そしてプライドもなくアホな質問を繰り返すうちに、他の課員から「あれってどうしてます…?」みたいな感じでコソっと聞かれたりすることなんかも起こるようになった。なーんだ、みんなわかってなかったのか。
入社後数か月。まだ「わかっていない」ことが許される期間だ。この期間を活かすには、アホになって何でも言ってみることが重要だ。なんだかんだ言いつつ筆者もこれまではどちらかというと「優等生キャラ」だったので、自分の首を絞めないためにもここでしっかりと舵を切っていきたい。引き続きガンバレ自分。